日立のお店で「ブラビア」が買える ソニーと日立が連携 Woooは終息へ
日立グループとソニーが家電販売とカスタマーサービス領域の連携を強化する。全国に約4000店ある日立の地域店「日立チェーンストール」で10月からソニーの薄型テレビ「ブラビア」を取り扱う。
日立グループとソニーは9月25日、国内家電市場の競争力強化を目指し、販売とカスタマーサービス領域の連携を強化すると発表した。全国に約4000店ある日立の地域店「日立チェーンストール」で10月からソニーの薄型テレビ「ブラビア」を販売する。日立の薄型テレビ「Wooo」は国内販売を終了する。
ソニー製品のマーケティングと販売を担うソニーマーケティング、日立グループで家電と設備機器の販売を手掛ける日立コンシューマ・マーケティング、家電や空調機器の開発と製造を担当する日立アプライアンスが合意した。これまでも日立は一部地域でソニー製品の出張修理サービスを請け負うなど協力関係にあったが、今後は販売やアフターサービス領域の連携も強化する。
まず2018年10月中旬からソニーの薄型テレビ「ブラビア」を日立チェーンストールで販売する。白物家電で強みを持つ日立製品に映像やオーディオ機器を持つソニー製品を加え、地域店の品ぞろえを強化する方針だ。「レコーダーやホームシアターなどテレビ周辺機器の取り扱いも検討している」(日立広報)。今後は購入者からの問い合わせ受付システムの相互利用など、カスタマーサービス分野の協力も進める。
一方で日立ブランドの薄型テレビ「Wooo」は、日本国内での販売を終了(海外事業は継続)。同社は2012年に薄型テレビの自社生産を終了し、外部委託生産に切り替えていた。
【訂正:2018年9月25日18時55分更新 ※日立コンシューマ・マーケティングと日立アプライアンスの説明を修正しました】
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