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Magic Leap、リアルな人間のようなAIアシスタント「Mica」を紹介
MR(複合現実)に取り組むMagic Leapが開発者会議で、MRメガネ越しに交流できるリアルな人間の女性の姿のAIアシスタントのプロトタイプ「Mica」を紹介した。目を見つめて微笑み、ユーザーの動きに反応する。
米Magic Leapは10月10日(現地時間)、開発者会議L.E.A.P.で、MRメガネ「Magic Leap One」向けのAIアシスタントのプロトタイプ「Mica」(マイカ)を披露した。
リアルな人間の女性のような容姿で、MRメガネ越しにユーザーと交流する。まだ会話はできないが、ユーザーの目を見て微笑み、ユーザーの動きに反応して、例えば首を傾ければ同じように首を傾ける。
将来的にはAIアシスタントとして、ユーザーの質問や命令に対応するようになるという。
基調講演では、Micaとは別の「Aya」(アヤ)というAIアシスタントのコンセプトも紹介した。Ayaは女性の容姿でユーザーと会話し、例えば「昨年のピンクフロイドのコンサートでやったぼくの大好きな曲のタイトルはなんだっけ?」と尋ねると、Ayaはネット上の情報やユーザーの個人データを解析し、「Another Brick in the Wallでしょう」と答える。部屋の明るさを検知して「少し暗いですね、照明をつけましょう」と言って照明をつけたり、ユーザーの感情を解析して、来客のことをユーザーが喜んでいれば自分から姿を消す。
Micaについてのデモは基調講演録画の1時間35分目くらいからだ。
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