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パワポの撮影が斜めらない方法明日から使えるITトリビア

記事中の残念なプレゼン写真を見たら「まだアレを使ってないのね」と思ってください。

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 あなたが撮ったパワポの写真、斜めってませんか?

 製品発表会でプレゼンテーション資料がスクリーンに投射され、それを記事中の写真として掲載することは多い。だが、記者がスクリーンに正面で向き合える席を必ず取れるわけではなく、撮影したものはほとんどの場合歪んでいる。Photoshopなどで台形補正をかければいいのだが、速報性を重視してか、そのまま掲載されている記事も散見される。

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このまま掲載はカッコわるい

 だがiPhone、Androidの無料モバイルアプリでその問題は簡単に解決できるのだ。2015年から公開されているMicrosoftのアプリ、「Office Lens」を使うだけでいい。簡単に使い方を紹介しておこう。

 Office LensはMicrosoft Officeと連動したモバイルアプリで、iPhone版(App Storeへのリンク)とAndroid版(Google Play Storeへのリンク)がある。ドキュメント、ホワイトボード、名刺などの画像をスキャンするPDFスキャナーだ。スキャンしたデータはWordドキュメントとしてOneNote、OneDriveに保存したり、画像として写真フォルダに保存できる。必要な情報が入った部分だけトリミングし台形補正をかけて色調も最適なものにしてくれる便利ツールだ。

 Office Lensには4つのモードがある。ここで使うのはドキュメントかホワイトボード。通常はデフォルトのドキュメントでいいだろう。Officeのパワポ(PowerPoint)、Apple Keynote、Googleスライドといったソフトで作成されたプレゼンテーションがプロジェクターで映し出されているのを、Office Lensでそのまま撮影すると、対象となるスクリーンに赤い四角(台形)が表示され、その中だけがキャプチャーされる。それを保存すればいいだけだ。

 コンピュータのディスプレイ画面でも同様だ。

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 Office Lensで撮影できなかった場合でも大丈夫だ。画面中央下の赤丸の撮影ボタンの左にあるアイコンをタップすると、写真フォルダにアクセスできる。そこから歪んだプレゼン資料画面を呼び出せば、自動補正される。

 「目にしたものすべてググれる」で衝撃を与えたGoogleレンズがPixel 3の日本発売で注目されているが、Microsoftの「レンズ」もなかなか役に立つのだ。

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