防災対策で人気の“持ち運べる電源”にも新モデル “モバブ”だけじゃない、Ankerの注目ガジェットをNYで見てきた(2/2 ページ)
中国Ankerが年内に発売する新製品をメディア向けイベント「Anker on Board」で披露した。ポータブルスマートスピーカーや、PowerHouseの小型モデル、モバイルプロジェクター、ホームセキュリティなど盛りだくさん。
「PowerCore+ Hybrid 19000 PD」は、USB PD対応で充電と出力兼用のUSB-C×1基、最大3A出力のUSB-A×1基、最大2A出力のUSB-A×1基を備えるモバイルバッテリー。30W出力のUSB PD対応充電器を使えば、バッテリー本体を4時間で満充電にできるという。
基本性能が向上したAndroid TV搭載のモバイルプロジェクター
「Nebula」ブランドからは、全世界で5万台売れたというモバイルプロジェクター「Capsule」の後継モデルとして「Capsule II」が登場。
スマートテレビ向けOS「Android TV」(9.0)を採用し、単体でYouTubeやVODサービスが視聴できる他、HDMI入力やAirPlay、Miracastによるワイヤレスミラーリングなどの機能を引き続き搭載。基本性能の向上として、プロジェクターの輝度を100→200ルーメン、解像度は854×480ピクセル→1280×720ピクセル、1秒で完了するオートフォーカス、5Wスピーカー搭載、充電ポートをUSB-Cに変更するなど、基本性能と使い勝手が向上した。ドリンク缶のようなデザインコンセプトは前モデルと同様だが、サイズは一回り大きくなっている。
実際に投写された映像を見たところ、部屋を真っ暗にしないと見えづらかった前モデルに比べ、一目で明るくなったと感じられた。Google アシスタントにも対応しているので、音声入力で見たいコンテンツを簡単に呼び出せるのも評価できる。
1度の充電で1年間動作するホームセキュリティカメラ
家電ブランド「eufy」からは、ホームセキュリティカメラ「eufyCam」が登場。1度の充電で1年間動作する省電力と、1080pの広角(140度)カメラが特徴。IP67の防水性能も備える。カメラは最大12台まで接続でき、映像はWi-Fiを介してベースユニット「HomeBase」に送られる。
カメラの設定や操作はiPadアプリで行っていた。映像から人の顔をAI(人工知能)技術で判別する機能があり、「家族や友人、恋人が泥棒扱いされることはない」(同社)という。価格は499ドルで利用料金などはかからない。Amazon.comと米Walmartの店頭でも発売する。
ニュース解説番組「NEWS TV」で記事をピックアップ
ITmedia NEWS編集部がYouTubeでお届けするライブ番組「ITmedia NEWS TV」で、この記事を取り上げています。ぜひ視聴・チャンネル登録をお願いします。
関連記事
- USB-Cの新型iPad Proに向けて準備万端? AnkerがUSB PD対応の超小型充電器を発表 「窒化ガリウム」で実現
最大100ワットまでの電源供給が可能な「USB PD」に対応した小型のUSB充電アダプターがAnkerから登場する。内部基板の材料を改良し、小型化しつつ安全性や性能を向上させたという - モバイルバッテリーを略して「モバブ」──“ブ”って何?
どこでもガジェットを充電できる便利なモバイルバッテリー。これを「モバブ」と略す人がいる。「モババ」じゃない? - 次期iPad ProはUSB-Cコネクタ 中国アクセサリーメーカーの多くが語る
MACお宝鑑定団が香港のトレードショーで確認してきた。 - iPad ProのUSB-C搭載に向け動き出したベルキン
ベルキンがメディア向けイベント「ベルキン プレスミーティング 2018」を開催した。 - 約2万円の格安ロボット掃除機で部屋はきれいになる? 「Eufy RoboVac 11S」を試す
Ankerが発売した2万4800円(税込)の格安ロボット掃除機「Eufy RoboVac 11S」を実際に試したみた。部屋の角にあるごみは取れるのか。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.