ニュース
Google、Webブラウザで「doc.new」と入力するだけで新規ドキュメント作成可能に
Googleが保有するgTLD「.new」をユニークな方法で活用し、「doc.new」や「sheet.new」でGoogleドキュメントの新規ファイルを開けるようにした。
米Googleは10月25日(現地時間)、Webブラウザのアドレスバーに「doc.new」と入力するだけでGoogleドキュメントの新規文書を開けるようにしたと、公式Twitterアカウントでツイートした。
ドキュメントだけでなく、「sheet.new」や「slide.new」でスプレッドシートやスライドの新規文書も開ける。また、Chromeだけでなく、FirefoxやEdgeなどGoogle以外のWebブラウザでも可能だが、あらかじめ何らかのGoogleサービスでGoogleアカウントにログインしておく必要がある。
Googleアカウントでログインしていないと、ログインを求められる。
これは、Googleが「.new」というトップレベルドメイン(gTLD)を持っているので実現できた。同社はインターネットドメイン管理団体ICANNが2011年6月に自由化する方針を発表した後、「.docs」や「.apps」など多数のgTLDを申請した。.newは2014年に取得している。
Googleのツイートによると、今のところ新規ページを開けるのはGoogleドキュメントとGoogle Sitesの新規ページのみだが、「mail.new」でGmail新規メール作成が、「contacts.new」で新規連絡先追加が可能になるかもしれない。
関連記事
- 「Chrome 70」でChromeへのログイン必須を解除へ フィードバックを受けて修正
Googleが「Chrome 69」でGoogleサービスへのログインとChromeへのログインを連携させたことに対する批判が高まったことを受け、同社は10月中旬リリース予定の次期Chrome(バージョン70)ではログイン連携をオプションにすると発表した。 - Google、「G Suite」にDocsの文法サジェストやGmailでのスマート作文などの新機能追加
Googleが、「G Suite」の複数の新機能を発表した。Gmailのスマート作文やGoogleドキュメントの文法サジェスト、マルウェア感染ユーザー検出機能などだ。 - Google、TLD「.app」を史上最高額の2500万ドルで落札
Googleが、ICANNのドメインオークション史上最高額の2500万1000ドルでgTLD「.app」を落札した。アプリストア「Google Play」で使うのかもしれない。 - Google Docsアプリ、Chromeブラウザでの1クリック起動が可能に
Googleドキュメントの文書、スプレッドシート、プレゼンテーションをChrome Web Storeからダウンロードし、Chromeの「新規タブ」に並べておけるようになった。 - Google、トップレベルドメイン「.youtube」や「.lol」を申請
2013年にはYouTubeのURLの末尾は「.youtube」に、Google Docsの文書は「.docs」になるかもしれない。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.