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Evernote、オニールCEO退社 後任は外部からのイアン・スモール氏
Evernoteのクリス・オニールCEOが退社し、後任にはEvernoteに出資するSequoia CapitalのポートフォリオにあるTokBoxのCEOだったイアン・スモール氏が指名された。
米Evernoteは10月29日(現地時間)、CEO交代を発表した。2015年にCEOに就任したクリス・オニール氏が退社し、後任には起業家で7月まで米TokBoxの会長を務めていたイアン・スモール氏が就任した。
発表はスモール氏による公式ブログという形で行われた。オニール氏の退社理由や今後の予定などについては触れていない。オニール氏は今のところ公式Twiterアカウントで何もツイートしていない。
オニール氏はEvernote創業者のフィル・リービン氏の後任としてCEOに就任した。リービン氏は当時、オニール氏はEvernoteのIPOを任せられる人材だと語っていた。Evernoteはまだ株式公開していない。
スモール氏はLinkedInによると、米AppleではVR関連のエンジニアを務めた後、幾つかのネット系企業の幹部やCEOを歴任し、2014年から今年8月までSequoia Capitalなどが出資するPaaS企業TokBoxのCEOを務めていた。Sequoia CapitalはEvernoteにも出資している。
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