レイ・ブラッドベリの短編「太陽の黄金の林檎」を思い出す人はいるだろうか。NASAの太陽探査機「Parker Solar Probe」が10月29日午後1時4分(米国東部夏時間)頃、太陽の表面から2655万マイル(約4272万8083キロ)の距離に到達し、太陽に最も接近した人工物となった。これまでは1976年4月にHelios 2が太陽最接近人工物の記録を保持していた。
Parker Solar Probeにとって最初の近日点到達は11月5日午後10時28分(米国東部夏時間)を予定。2024年には太陽から383万マイル(約616万3788キロ)まで接近する計画だ。
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