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Apple Watch向けOSアップデートに不具合、Appleが配信停止
「watchOS 5.1にアップデートしたら、Apple Watch Series 4が使えなくなった」などの報告が少数のユーザーから寄せられている。
米Appleが10月30日に公開したApple Watch向けのOSアップデート「watchOS 5.1」について、メディア各社は同日、一部のユーザーから不具合が報告され、Appleが配信を停止したと伝えた。
Twitterなどにはユーザーから、「watchOS 5.1にアップデートしたら、Apple Watch Series 4が使えなくなった」「Apple Watch Series 4がインストールの途中で止まったままになった」などの報告が寄せられている。
英BBCによれば、買ったばかりのSeries 4が使えなくなったという男性は、修理に出す必要があるとAppleから告げられ、「修理または交換が必要かどうかを判断するのに最大で1週間かかる」と説明されたという。
報道によると、Appleはこうした報告を受け、少数のApple WatchでwatchOS 5.1のインストール中に問題が起きていることを確認した。「念のためにソフトウェアアップデートを撤回した。影響を受けた顧客はAppleCareに連絡してほしい。アップデートのインストールがうまくいった場合は何もする必要はない」との声明を発表し、問題を修正した上でアップデートのリリースを再開すると説明している。
watchOS 5.1は「iOS 12.1」などと同時に10月30日に公開され、深刻な脆弱性も多数修正されていた。
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