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バブル頃に“いい思い”ってしました?
11月13日の放送では、NECとチョコレート専門店のダンデライオン・チョコレート・ジャパン(台東区)とのコラボレーションで開発された「あの頃は CHOCOLATE」に注目しました。
過去60年分の新聞に掲載された特徴的な単語をNECのAI(人工知能)に学習させ、「1969年」「1974年」「1987年」「1991年」「2017年」に載った新聞記事から当時を分析。ダンデライオン・チョコレート・ジャパンが定めた7つの味覚指標(甘味、苦味、酸味、ナッツ感、フローラル、フルーティ、スパイシー)に応じたレーダーチャートを作り出し、チョコのレシピにまとめるというものです。
記事を執筆した村田記者をゲストに招き、AIが導き出したレーダーチャートに基づいたチョコを作った担当者の苦悩やひらめき、AIが果たした役割を解説してもらいました。完成したチョコレートは、ダンデライオン・チョコレート・ジャパンの店舗(ファクトリー&カフェ蔵前、京都東山一念坂店)やオンラインショップで購入可能です。
試しに松尾デスクが1969年の「人類初の月面着陸味」を試食したところ、「月面着陸といえばアポロ宇宙船でしょ。となると、アポロチョコレートだな」とつぶやきつつ、月面の凹凸をカカオニブで表現したチョコレートを堪能。
続いて、1987年の「魅惑のバブル絶頂味」を全員で味わったところ、こちらは甘みが強く、ジャスミンの香りが強めのチョコレートという評価でした。月面チョコから月に関する映画の話、さらにはお菓子から訃報の話まで、松尾デスクのギャグとウンチクがさく裂した内容となりました。
AIがレシピを導き、プロの職人がアレンジした「あの頃は CHOCOLATE」、皆さんの好みに近いフレーバーがあれば、一度試してみてはいかがでしょうか。
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NECのAI技術を活用して作った「あの頃は CHOCOLATE」は、ある年のムードを味で再現したチョコレートだ。どの味も「とがったものばかり」でレシピ制作は困難だった――レシピ制作者に聞く。
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