ポケモンGO、CP調整で「戦国時代」へ(2/2 ページ)
スマートフォンゲーム「Pokemon GO」で先週、「CP調整」が行われました。各ポケモンのステータスを変更し、ゲームバランスを調整するというものですが、実際にどのような影響があったのでしょう。
私も基本的には同意見ですが、実際にジムに置かれていたハピナスを攻めてみて、少し考えが変わりました。CP調整前は、高個体値(CP3200超)で、やる気マックスのハピナスを倒すには、カイリキーの「ばくれつパンチ」を6回はたたき込む必要がありました。しかし今は4回で倒せます(CP2700前後のハピナス)。つまり1回のバトルにかかる手間と時間は以前の3分の2程度。これなら大幅に時間を短縮でき、相手のトレーナーに気付かれる前に倒せる可能性が上がります。
もう1つ忘れてはいけない要素があります。それは、現在レイドバトルの報酬としてもらえる「きんのズリのみ」(通称:金ズリ)のドロップ数が一時期の半分程度まで減っていること。きんのズリのみは、ダメージを受けた防衛ポケモンを1発で全回復させる防衛側の最終兵器です。今はまだストックがある人も多いでしょうが、この状態が続くと金ズリは貴重品化していくでしょう。
防衛側は、ジムが攻められ始めると、「金ズリ防衛」で稼げるであろう時間と得られる報酬(ポケコイン)をてんびんにかけ、「防衛しない」選択をするケースが増えてきます。過去にも同じようなことはありましたし、実際、週末に近所のジムを眺めていると、ひっきりなしに炎が上がり、短時間でコロコロと色が変わっている印象を受けました。
今回のCP調整により、少なくともジムバトルに関しては攻撃側に有利な条件が増えました。おそらく、これがNianticの意図したジムの活性化。最近は特定のジムを決まったメンツが長時間(あるいは長期間)にわたって占拠するケースが増えており、新規参入組にとってハードルが上がっていました。そんな状況を打破したいと考えているのでしょう。
ですからジムバトルに興味がある人は、今がチャンス。ちゃんとタイプ相性を考慮してバトルに臨めば、近所を自色に染め上げることだってできるかもしれません。一度、挑戦してみてはいかがでしょうか。
最後に1つ、重要なお知らせがあります。ジムを崩し、自分のポケモンを配置すると、今度は自分が「防衛する側」になってしまいますので、気を付けてくださいね。
特別付録:今週のリオル難民
関連記事
- 色違いのピカチュウとイーブイ、錦糸公園の外でもゲットだぜ ポケGO公式「イベント詳細は後日」
スマートフォンゲーム「Pokemon GO」で、ピカチュウやイーブイを始めとしたカントー地方のポケモンの出現率がアップするイベントが開催される。詳細は後日案内される。 - ポケGO「いつでも冒険モード」の功罪
スマートフォンゲーム「Pokemon GO」に「いつでも冒険モード」が実装され、世界中の「リオル難民」たちが熱い視線を送っています。どういうことでしょうか? - 「メタグロス」量産で戦局が変わる やり直しコミュニティデイ顛末
10月28日(日)、スマートフォンゲーム「Pokemon GO」(以下、ポケモンGO)で「ダンバル」のコミュニティデイが実施されました(1週間ぶり2回目)。今回はどうだったのでしょうか。 - ダンバル大量発生で東京が「更地」に 運命に抗うトレーナーの決断
10月21日(日)の午後0時20分、日本の首都・東京は、その大部分が「さら地」になりました。これは多くのポケモンGOトレーナーが直面した悲しい現実、そして希望のお話。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.