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iOS版Tumblrが消えた問題、原因は児童ポルノのフィルタ漏れ
iOS版TumblrがApp Storeから削除されたのはフィルタのデータベースにない児童ポルノコンテンツが投稿されてしまったのが原因だとTumblrが説明した。コンテンツは既に削除しており、改善に取り組んでいるとしている。
米Yahoo!傘下のソーシャルブログサービス「Tumblr」のiOSアプリが米AppleのアプリストアApp Storeから消えたのは、児童ポルノが表示されてしまったのが原因だと、Tumblrが11月20日(現地時間)、この問題についての告知文の更新で説明した。「最優先で配信再開に向かっている」としているが、再開予定は不明だ。
Tumblrアプリは16日にApp Storeから消え、その時点ではTumblrは「解決に取り組んでいる」とのみ説明していた。
20日の説明では、同社は通常、NCMEC(全米行方不明/被搾取児童センター)などと協力し、Tumblrにアップロードされる児童ポルノをはじめとする問題のあるコンテンツを業界標準的なフィルタで検出・削除しているが、定期監査でまだフィルタのデータベースに含まれていない問題コンテンツが削除されずにアップロードされているのがみつかったという。同社は直ちにこのコンテンツを削除したとしている。
TumblrのAndroidアプリは米GoogleのGoogle Play Storeでは配信されている。
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