「まさか」の後継機、パナソニック「LX100 II」の実力は?:荻窪圭のデジカメレビュープラス(2/5 ページ)
いやあ、まさかの「LX100 II」(DC-LX100M2)登場ですよ。前モデル「LX100」の発売から4年。デザインは全然変わってない。でも実際に使ってみると、しっかり4年分の進化が分かる。
例えば16:9にすると横方向の画素が増え、縦方向が減るのが分かる。1:1のときは4:3の左右をトリミングしただけのようだ。
撮影した写真で見るとこんな感じ。
正方形時は4:3の左右をカットしただけなので画角は狭くなるけど、それ以外は「ほぼ変わらない」のだ。厳密にいえば4:3のとき一番広くはなるけれども。
ちなみに、4:3はスマホや普及型のコンデジ、そしてマイクロフォーサーズのセンサーで使われているアスペクト比。HD以前のテレビやCRT時代のパソコンで使われていた比率をひきずってるといえばひきずってる。
3:2は35mmフィルムで使われていた比率で、そのままデジタル一眼レフにも受け継がれ、さらに1インチセンサーのハイエンドコンデジもこの比率を採用している。16:9はHD動画と同じ比率。
必要に応じてどれを使ってもいいわけだが、個人的には横位置だと3:2が、縦位置だと4:3(縦だから3:4か)がしっくりくるかなあという感じ。
せっかくなので、ガスタンクの4:3バージョンを最初の作例として。もうちょっと解像感がほしいかなという感じはあるけど。
望遠端だとこんな感じ。3.1倍ズーム(24-70mm相当ではなく、75mm相当と望遠側を僅かに伸ばしてるのがミソか)。
同じ位置から望遠端で。クオリティーは高いけどちょっとアンダー気味かな(まあその辺は露出補正ダイヤルが付いてるのでその場で臨機応変に対応するのがいいかと)。(75mm相当 1/2500秒 F5.6 ISO200)
続いて16:9の典型的な感じの例を。
2018年夏に就航したばかりの新しい水上バス「エメラルダス」。もちろんプロデュースは松本零士さん。たまたま目の前に居たので撮ってみた。
今回、ここ以外の作例は3:2のものになります。ご了承を。
レンズは24-75mm相当の3.1倍ズームででF1.7-2.8。LEICAのVario-Summilux。かなり明るい。
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