「まさか」の後継機、パナソニック「LX100 II」の実力は?:荻窪圭のデジカメレビュープラス(4/5 ページ)
いやあ、まさかの「LX100 II」(DC-LX100M2)登場ですよ。前モデル「LX100」の発売から4年。デザインは全然変わってない。でも実際に使ってみると、しっかり4年分の進化が分かる。
タッチパネルで使い勝手はぐっと良くなった
使い勝手をみていこう。
LX100 IIはLX100と同様、左肩にファインダーを搭載したハイエンドコンパクト。ファインダー内の液晶パネルは16:9のアスペクト比で大きくて見やすい。ハイエンドのミラーレス機ほどではないが十分な実用性だ。少なくともTX2のものよりは遥かに良い。
背面モニターは3型でアスペクト比は3:2でタッチパネル付きだ。ほとんどのメニューでタッチパネルを使え、タッチパネルを生かすための「タッチタブ」も使える。
前モデルのLX100で不満だったのは、任意の被写体にフォーカスを合わせたいときのAF枠の移動。ちょっと操作が面倒だった。
LX100 IIはタッチAFやタッチパッドAFに対応したことで、AFそれが格段に楽になった。
こういう写真のときは、フォーカスをどこに合わせるかで雰囲気が大きく変わるから。
ファインダーを覗いたまま親指を背面モニター上で動かせばさっとAF枠を移動できる。
背面モニターはLX100と同じく固定式だ。
それ以外の操作はLX100とほぼ同じと思っていい。何しろ見た目からこうなのだ。
違うのは「LX100 II」のロゴと、FILTERボタンがFn1ボタンになったくらい。
ただ、ボディ上のボタンの数は同じだが、FILTERがFn1になったように、カスタマイズできるボタンが増えた。これは良い。
撮影モードダイヤルはなく、絞り値とシャッタースピードと露出補正の組み合わせで撮影モードが決まる。慣れてしまうと、撮影モードダイヤルなんてなくてもいいじゃん、という気になる。
ISO感度は残念ながら専用ダイヤルなし。「↑」キーを押して背面のコントロールダイヤルを回す。まあLX100と同じだ。
残念なのは、電子ダイヤルが背面のコントロールダイヤルとレンズ部のコントロールリングだけなこと。1つはグリップから手を動かさずに回せる背面か前面の電子ダイヤルがほしかったと思う。
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