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GMが大規模リストラ発表 「電気自動車や自動運転にフォーカスするため」
米自動車大手のGeneral Motorsがデトロイトを含む北米の5つの工場閉鎖や従業員の15%を削減する大規模リストラを発表した。電気自動車や自動運転にリソースを集中させるためとしている。
米General Motors(GM)は11月26日(現地時間)、複数の工場閉鎖を含む大規模なリストラ計画を発表した。電気自動車や自動運転にリソースを集中させるためとしている。
2019年中に、ミシガン州、オハイオ州、カナダのオンタリオ州などにある5つの工場の操業を停止する。また、管理職を25%減らし、最終的に従業員(契約社員を含む)を15%削減する計画だ。リストラコストは最大で38億ドルに上る見込み。こうした措置により、2020年末までにフリーキャッシュフローが60億ドル増加するとしている。
同社はまた、製造する車種も絞り込むとしている。米Fortuneによると、ハイブリッド車の「Chevrolet Volt」、小型セダンの「Chevrolet Cruze」、フラグシップセダンの「Cadillac CT6」などが終了になる見込みという。
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