三省堂はこのほど、スマートフォンのカメラをかざすと文字の書き順をアニメーションで見られるペン字練習帳を発売した。書くスピードや、文字のとめ・はねといったポイントも確認できる。「動画を見ながらきれいな字が書けるペン字練習帳」として、文字編と文章編の2種類を用意する。価格は各691円(税込)。
同社が書写教科書で培ったノウハウを生かして開発。見本文字を書いた先生の運筆を、アニメーションで再現した。
アニメーションの再生には、無料アプリ「三省堂AR」(iOS/Android)を使う。アプリ内の「ARカメラ」を立ち上げ、練習帳にかざすと、文字を認識。選んだ文字のアニメーションを確認できる。
動画が取得できませんでした
「お慶び」のアニメーション
三省堂は「PCやスマホの普及で、文字を書く機会が減っている。希少なだけに、手書きの文字はとても目立つ。魅力的な文字が書ければ、文章の内容以上のことが相手に伝わるはずだ」としている。
関連記事
- ソニーの電子ペーパー端末でAIの手書き文字認識可能に 「Tegaki」開発ベンチャーが試験運用
Cogent Labsは5月7日、AIを使った同社の手書き文字認識(OCR)サービス「Tegaki」とソニーの電子ペーパー端末「DPT-RP1」を連携させ、電子ペーパーに書いた文字をデータ化して業務システムで利用するサービスの試験運用を始めると発表した。 - コクヨ、勉強しただけ“やる木”が育つIoT文具 「しゅくだいやる気ペン」開発中
「宿題なんてやりたくない!」という子どもに「やる気」を出してもらおうと、コクヨが“IoT文具”「しゅくだいやる気ペン」を開発している。書いた分だけ「やる気パワー」をチャージ。スマホアプリで植木鉢に入った「やる木」にチャージしたパワーを与え、育てていく。 - 「うんこ漢字ドリル」登場 全例文に「うんこ」入り
「新春のあいさつにうんこを持って行きました」(「春」の例文) - 前代未聞! 「ボカロPV付き」参考書13万部の大ヒット 中学生の心つかんだ学研の戦略
「ボカロPV付き」という前代未聞の学習参考書が異例の大ヒットを記録している。「全体的に“中二病”になるよう作った」というその中身は。 - 「勉強しないと世界滅亡」 スマホゲームと連動した中学参考書が登場 人気声優起用、ゲームは課金なし
「勉強しないと、世界滅亡!?」――無料のスマートフォンゲームと連動した中学生向け参考書が学研から。参考書で勉強し、連携ゲームアプリで問題を解くと、ゲームのストーリーが進む。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.