Google墓場入りして困るもの:Googleさん
まだうわさ段階ですが、Googleが「ハングアウト」を2020年中に終了するようです。Googleのサービスで何がなくなると一番困るか考えてみました。
Googleさんが、一般ユーザー向けのハングアウトを終了するといううわさです。まだ先(2020年中)の話らしいので、約1年かけて移行先の準備をするつもりなのかもしれません。
そもそもハングアウトって何だっけ、という人もいそうなので簡単に説明すると、2011年にGoogle+のビデオチャット機能として誕生し、2013年に統合メッセージング機能として独立したチャット(テキストも音声も動画もあり)サービスです。Web/Android/iOSアプリがあり、Gmail内からも使えます。
ちなみに終了するかもしれないというのは一般向けサービスの話で、G Suiteの「ハングアウトチャット」と「ハングアウトミート」は無関係です(相変わらずややこしい)。
Googleの一般ユーザー向けコミュニケーションサービスとしてはハングアウトの他、Allo、Duo、メッセージ(AndroidアプリですがWebブラウザでも使えないこともない)などがあります。
ハングアウトは、終了するというよりも、他のいずれかのサービスに統合されていくのだろうと思います。PicasaがGoogleフォトに統合されたように。Gmailから使えるメッセージングの名前がハングアウトではなくなるけれど、機能自体はそのまま使える、というイメージです。
移行先としては、Alloは開発停止とのことなので、Duoかメッセージなんでしょうか。RCSベースの「Chat」が追加されるというメッセージが有力候補かも。
ハングアウトはGmailだけでなく、来年8月に終了予定のGoogle+とも連携しているので、Google+を使っていた人にとっては二重の痛手ですが、正直あまり広くは使われていなかったんじゃないかなと思います。
ただ、この件で「Googleさんのサービスはばっさり切られる可能性がある」という印象がまた強まりました。まさかなくさないだろうと思っていたInboxも来年3月に終了するし。Webには、「Killed by Google」や「The Google Cemetry」など、個人が開設したGoogleが捨てたサービスの墓場があります。
Googleさんはただの営利企業なので、しかも提供しているサービスの多くは無料なので、何をいつ終了してもおかしくはありません。今なくなって一番困るのは何かなぁと考えてみました。
GmailとGoogleフォトは来年終了します、と言われたら結構困りそう。両方とも10年以上使っています。膨大なデータを別のサービスに移行するのは面倒です。まあでも、私の場合はクリティカルなメールも素晴らしい写真もないので、消えてしまってもあきらめはつきそうだなぁ。いつかなくなる前提で、このままGoogleさんに依存していきます。
今終了されて困りそうなのはAndroidとGoogleアシスタントでしょうか。これも、iPhoneとSiriに乗り換えれば済むしなぁ。
まさかのGoogle検索終了の日が来たとしても、DuckDuckGo(Bingとは言えない)があるし。
Googleがこのまま広告で食べる企業であるかぎり、検索はなくならないと思います。Googleさん本体がいなくなることはあるかもしれませんが。Googleがなくなるとき、集めた膨大なデータはどうなるんでしょうね。
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