ナイキ、利用者データ活用へ ユーザー好みの商品薦める「NIKE アプリ」あす日本で配信
「NIKE アプリ」が12月11日に日本でも配信される。ユーザーの好みに合わせて限定商品やライフスタイル情報を提供するという。
ナイキジャパンは12月10日、ユーザーに合わせてパーソナライズされた商品情報などを提供する「NIKE アプリ」(iOS/Android、無料)を日本で配信すると発表した。欧米で先行リリースしており、11日から日本でも提供する。
NIKE アプリでは、ユーザーの好みに合わせて限定商品やライフスタイル情報などを提供。ナイキプラスのアカウントにひも付き、「NIKE+ RUN CLUB」「NIKE TRAINING CLUB」「NIKE SNKRS」など既存アプリの購買情報や行動履歴といったデータを集約し、パーソナライズされた情報をNIKEアプリのタイムラインで配信する。
NIKE アプリのみで購入できる限定商品を用意する他、ユーザーに合わせたおすすめ商品、ナイキ商品のデザイン誕生秘話、有名アスリートのおしゃれな着こなしやトレーニング方法など独自コンテンツも配信する。同社のオンラインサイト「Nike.com」と連携し、各商品の購入も可能だ。
米NIKEのグローバル・デジタル・プロダクツ担当ヴァイスプレジデントのマイケル・マーティンさんは「いまナイキプラスのメンバーは1億人いるが、NIKE アプリを各国に展開することでそれが3倍以上になることを期待する」と話す。
NIKE アプリは初回利用時にユーザーが関心のあるスポーツや商品などを選ぶ形だが、その後はユーザーの購買行動や行動履歴などに合わせて情報がパーソラナイズされていくという。同社の担当者は「例えば、NIKE+ RUN CLUBで10キロ走ったユーザーのみが優先的に購入できるシューズを通知するといった特典も考えている」という。
マーティンさんは「ナイキプラスという1つのプラットフォームにユーザーの情報を蓄積していく。ナイキブランドの強みを生かし、今後はユーザーとより密に深い関係を築いていきたい」と語った。
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