“スマホ即時買取”撤退のジラフ、個人のフリマ出品を解放 出品代行も
Webサービスを手掛けるジラフが、中古スマートフォンのフリマサイトをリニューアル。個人ユーザーの出品を可能にし、取り扱い製品をスマホ以外にも拡大した。
Webサービスを手掛けるジラフ(東京都中野区)は12月10日、同社が運営する中古スマートフォンのフリマサイト「スマホのマーケット」を「スママ」にリニューアルし、個人からの出品を可能にした。
ジラフは、フリマアプリで知られるメルカリや、持ち物現金化アプリ「CASH」を運営するBANK(東京都渋谷区)からの出資を受けたり、匿名質問サービス「Peing(質問箱)」を買収したりで注目を集めた企業。
1月にはスマホの即時買い取りサービス「スママDASH」の提供を始めたが、虚偽申し込みの多さなどを理由に即時買い取りの仕組みは終了。その後、同事業は「スマホのマーケット」と統合したが、個人からは買い取りのみで、フリマへの出品は法人ユーザーに限定していた。
スママでは個人の出品を解禁。取り扱い製品もスマホ、タブレット、PC、カメラ、白物家電などに拡大。10日時点で、出品手数料と販売手数料は無料。売上金の振込手数料は270円。売上金の10%は、スママ内で「1ポイント=1円」で使えるポイントとしてユーザーに還元する。
個人向けの有料出品代行サービス「スママの出品代行」も提供する。商品撮影などの出品作業の他、スマホのデータ消去や、購入者への発送もジラフが代行し、スママ公式出品として販売する。価格は売上金の10%。
「スママは『出品は面倒だから、お任せで売りたい』という人がターゲット。個人の出品は売れにくいが、出品代行サービスを使ってもらうことで、高価格で売れるようにしたい」(ジラフ)
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