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夜景をきれいに撮りたいなら「絞り値」に注目!:荻窪圭のデジカメレビュープラス(4/4 ページ)
冬、といえば夜景の季節。、空気がひんやり澄んでいるのできれいに撮れるなど、寒いこと以外は夜景向きなのだ。夜景をきれいに撮るコツを紹介していこう。
その4:夜景にもトレンドがある
夜景といっても、明るくて都会的な夜景もあれば、漆黒の夜空にイルミネーションの光だけが踊るコントラストが高い落ち着いた夜景もあるのだけど、ここ数年、明るくて都会的な夜景が流行っている様子。
例えば、このくらいの違いがある。
前者は−1の、後者は+1の補正をかけてる。
わたしは暗部がぐっと閉まった夜っぽい写真が好きだけど、明るい都会的な夜景の方が華やかだ。
そこで、その1とその4を組み合わせて、つまりぐっと絞り込んでなおかつプラスの露出補正をかけて撮ったツリーをどうぞ。
よく見るとツリーからめちゃ光芒が出ててきれい。
逆に、静かな夜の感じを出したくて、−2の補正でぐっと明るさを抑え、背景をほんのりぼかして撮ったのはこちら。
ちなみに、今回の作例で三脚を使ったのは、高層階から撮った夜景写真だけ。あとは手持ち。
夜景をちゃんと撮るには三脚が必須……なのだけど、そこまでちゃんとしなくていいなら手持ちでもOkなのだ。
夜景やイルミネーションって一口にいっても、その光景に「何を観るか」はその人次第。見えているものはほんと千差万別なので、みなさまもぜひ自分だけの夜写真を。絞るか開くか、明るく撮るか暗く撮るか、白く撮るかほんのり赤みを加えるか、夜景もいろいろなのです。
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