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中国がiPhoneの輸入差し止め仮処分 Appleは控訴
中国の裁判所が、QualcommとAppleの訴訟で、iPhone旧モデルの中国での輸入販売を禁止する仮処分を出した。Appleは控訴するとしている。
米Qualcommは12月10日(現地時間)、昨年9月に中国で米Appleを特許侵害で提訴した訴訟で、中国の裁判所がAppleのiPhoneの一部モデルについて輸入と販売を差し止める仮処分を出したと発表した。
対象となるモデルは、「iPhone 6S」から「iPhone X」までで、今年発売の最新モデルは影響を受けない。
Qualcommは昨年9月、AppleのiPhoneで採用されている省電力機能とタッチスクリーン機能「Force Touch」(iPhoneの場合は「3D Touch」)が、Qualcommの3つの特許を侵害しているとして福州中級人民法院に提訴した。裁判所はこのうち2件の特許侵害を認めたという。
Qualcommは声明文で、「Appleはわれわれの知的財産の恩恵を受け続けながら、特許料の支払いを拒否している。今回の裁判所命令は、Qualcommの膨大な特許ポートフォリオの強さを示している」と語った。
Appleは米CNBCに対し、「中国の顧客はすべてのiPhoneを購入できる。Qualcommは既に無効化されている特許を含む、以前に提起したことのない3件の特許を主張している。われわれは裁判所を通じて法的な選択肢を追求する」というコメントを送った。
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