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顔認証で観光地“手ぶら”決済 NECが和歌山県で実験
NECが、観光地のホテルや商業施設で顔認証技術を活用する実証実験を和歌山県で行う。観光客の買い物の支払いやホテルの客室解錠に、顔認証を使えるようにする。
NECは12月13日、観光地のホテルや商業施設で顔認証技術を活用する仕組みの実証実験を、来年1月から和歌山県で実施すると発表した。顔認証を使った決済やホテル客室の解錠をできるようにすることで、観光客の満足度向上につなげる狙い。
実験では、観光客の顔やクレジットカード情報などを空港などで事前に登録。登録した顔情報を基に、他の施設でも本人確認などで使えるようにする。
ホテル客室は顔認証で解錠。商業施設や飲食店には顔認証を使ったキャッシュレス決済を採用。手ぶらでの買い物を可能にするという。空港やホテルには、カメラとデジタルサイネージを設置。客ごとに合わせた周辺情報なども案内する。
実験には、南紀白浜空港(和歌山県)を運営する南紀白浜エアポート、地元の宿泊施設や商業施設、決済サービスを手掛けるベリトランスなどが協力。実験期間は、19年1月14日〜8月末まで。合わせて、空港の保安エリアへの逆流を防ぐための分析や、施設でのマーケティングに向けた観光客の属性分析なども実施する。
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