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遠隔地で介護や育児と両立できる「ショートタイムテレワーク」 ソフトバンクが実験
ソフトバンクが、介護や育児で長時間勤務が難しい人に、企業の業務の一部をテレワークで委託する「ショートタイムテレワーク」の実証実験を始めると発表した。
ソフトバンクは12月13日、介護や育児、身体の障害などで長時間の勤務が難しい人に、業務の一部をテレワークで委託する「ショートタイムテレワーク」の実証実験を2018年度内に始めると発表した。長時間勤務が難しい人の雇用機会創出が狙い。
実験では、ソフトバンクがデータ入力や資料作成のような分担しやすい業務を提供。参加者にはタブレット端末などを貸し出し、自宅やサテライトオフィスで働いてもらう。ビデオ通話を活用し、遠隔地でもチームの一員としてコミュニケーションを取りながら働けるという。
参加者の勤務は1日4時間、週に2、3日程度を想定。介護や育児によって「働きたくても遠い職場には通えない」「自分が得意な仕事を選べない」といった人でも、自宅や近場で自身のスキルを生かして働ける場の提供を目指す。
まずは地方自治体と協力して参加者を募り、テレワーク用サテライトオフィスなどを確保する。実験で得られたショートタイムテレワークのノウハウは、将来的に自治体や企業にも提供するという。
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