レビュー
じっくり写真を撮りたい人に ちょっと大きめ中判デジカメ、富士フイルム「GFX 50R」:荻窪圭のデジカメレビュープラス(4/5 ページ)
フルサイズよりデカい「スーパーフルフレームセンサー」を搭載したGFXシリーズ第2弾「GFX 50R」を使ってみよう。大きなセンサーがもたらす高画質を堪能できる。
富士フイルムらしいマニュアル重視の操作系が気持ちいい
こういう大振りなカメラは気楽に持ち歩いてパシャパシャというよりは、撮りたい光景を見つけたらその場でじっくり撮るのが似合う。慎重にピシッと自分のイメージを作り上げていく感じ。そうすると、カメラがちゃんと応えてくれる。
富士フイルムの操作系はそういう撮り方に合う。
撮影モードダイヤルはなく、絞りとシャッタースピードをそれぞれ操作する方式で、両方をAにするとオートになる。
ISO感度を前ダイヤルに割り当てておくと瞬時に変えられて便利だ。
シャッタースピードは1/4000秒までしか刻印されてないが、電子シャッターに切り替えれば1/16000秒まで上げられる。
背面も実はX-E3をベースにしているようで、この大きなボディながら十字キーはなし。その分親指を置くスペースが広い。
AF枠移動や各種操作は小さなスティックやタッチパネルを使ってね、だ。フォーカスモードレバーがここにあるのは分かりやすくて良し。
AFエリアは背面のスティックを親指で操作してAF枠を動かすか、タッチパッドAFを使う。ボディが大きいので右手親指を無理にモニターまで伸ばすよりはスティックを使った方が快適だろう。
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