AMDプロセッサ搭載Chromebook、まずはAcerとHPから:CES 2019
AMDのAPU搭載ChromebookがまずはHPから1月に、Acerから2月に発売される。HPの「Chromebook 14」は269ドル(約2万9000円)から、Acerの「Chromebook 315」は279.99ドルからだ。
米AMDは1月7日(現地時間)、米Googleの「Chrome OS」をサポートする新APU(CPUとGPUを統合したプロセッサ)「第7世代 AMD A-Series」を発表した。まずは米HPと台湾Acerが同APU搭載Chromebookを発売する。Acerの「Chromebook 315」は2月に北米で発売される。価格は279.99ドル(約3万円)から。HPの「Chromebook 14」は1月に北米で、269ドルからで発売される。いずれも日本で発売されるかどうかはまだ不明だ。
Chromebookはこれまで、IntelあるいはARMのプロセッサ搭載製品しかなかった。AMDによると、APU「AMD A6-9220C」はWebブラウジングではIntelの「Pentium N4200」や「Celeron N3350」よりも23%高速という。写真編集では42%、オンラインゲームでは43%高速とも。
Acer Chromebook 315の主なスペックは、プロセッサはAMDの「A4-9120C」あるいは「A6-9220C」、RAMは最大8GB、ストレージは32GBあるいは64GB(eMMC)。ディスプレイは15.6インチ(1920×1080ピクセル)で、タッチ対応と非対応の2種類ある。バッテリーは4670mAhで持続時間は10時間となっている。ポートはUSB Type-C 3.1×1、USB 3.0×2、3.5ミリのヘッドフォンジャックで、microSDカードスロットも備える。
HPの「Chromebook 14」はプロセッサはAcerと同じで、RAMは4GB、ストレージは32GB(eMMC)でmicroSDカードスロット付き。ディスプレイサイズは14インチで、タッチ対応は1920×1080ピクセルだが、非タッチ対応は1366×768ピクセル。ポートはUSB Type C 3.1×2、USB 2.0×2、3.5ミリのヘッドフォンジャックで、バッテリー持続時間は9時間。
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