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トヨタとパナソニック、EV用角型電池で新会社設立へ
トヨタ自動車とパナソニックがEV(電気自動車)などに使う車載用角型電池事業で新会社を設立すると発表した。両社の技術やリソースを集中し、開発力と製造力の両面でナンバー1を目指す。
トヨタ自動車とパナソニックは1月22日、EV(電気自動車)などに使う車載用角型電池事業で共同出資の新会社を設立すると発表した。出資比率はトヨタ51%、パナソニック49%。2020年末までの設立を目指す。
新会社は、車載用角型リチウムイオン電池、全固体電池、次世代電池に関する研究開発と製造を手掛ける。トヨタとパナソニックは関連事業の設備や資産、約3500人(2018年12月末日現在)の人員を新会社に移管。両社の技術やリソースを集中し、開発力と製造力の両面でナンバー1を目指すとしている。製品は原則としてパナソニックを通じて広く自動車メーカーに販売する。
トヨタの寺師茂樹副社長は、「パナソニックとともに電動車のコア技術の1つである電池の競争力を磨き、広く電動車の普及に貢献することで地球温暖化やエネルギー問題の解決に寄与していきたい」と話している。
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