速報
Bluetooth 5.1ではcm単位の方向探知が可能に
Bluetooth SIGが、「Bluetooth 5.1」規格の新しい方向探知機能はセンチメートル単位で位置情報を特定できると発表した。
Bluetooth SIG(Special Interest Group)は1月28日(現地時間)、「Bluetooth 5.1」規格の新機能「direction finding feature」(方向探知機能)を発表した。バージョン5.1は同日からメーカー向けに提供が開始された。同団体は、2022年までにこの機能が利用できる端末が4億台出荷されると予測している。
新しい方向探知機能では、センチメートル単位で搭載アイテムの位置を確認できる。キーホルダーなどに搭載すれば、なくした鍵を探しやすくなりそうだ。
この機能はまた、GPSが届かないインドア施設での位置情報システム(indoor positioning system;IPS)にも利用できる。例えば美術館向けアプリで、展示作品一覧で見たい作品をタップすると、その作品の展示されている位置が分かるようにすることなどが可能だ。
関連記事
- 「Bluetooth 5」正式発表 4倍遠くに2倍速く、2017年初頭までにリリースへ
Bluetooth SIGが次期短距離無線通信機規格「Bluetoth 5」を発表した。現行版より到達距離は4倍に、伝送速度は2倍に、ブロードキャストメッセージングの容量は8倍になる。リリースは2016年末〜2017年初頭の予定だ。 - Bluetoothの実装に脆弱性、AppleやIntelの製品に影響
無線通信の圏内にいる攻撃者が中間者攻撃を仕掛けて暗号鍵を入手し、デバイスメッセージの傍受や復号、改ざんなどを行うことができてしまう恐れがある。 - ファーウェイが発表したハイレゾ対応Bluetoothテクノロジー「HWA」とは?
LDACやaptX HDに続いて登場したハイレゾ対応コーデック、HWA。ファーウェイが発表し、既にNTTドコモの「P20 Pro」に導入されている。この技術の素性と内容を探る。 - Google、Android端末でのBluetoothペアリングを高速化する「Fast Pair」
「Android 6.0」以降搭載のAndroid端末で、Bluetoothイヤフォンなどを手軽にペアリングできる新機能「Fast Pair」が利用できるようになった。まずは「Google Pixel Buds」とLibratoneの「Q Adapt On-Ear」が対応した。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.