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Apple、iPhone伸び悩み減収減益 サービスのグロスマージンが63%

Appleの10〜12月期決算は、売上高は5%減の843億ドル、純利益は0.5%減の199億7000万ドル。この四半期からiPhoneの出荷台数を公表しなくなった。デジタルコンテンツなどの「サービス」が好調だと強調した。

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 米Appleが1月29日(現地時間)に発表した第1四半期(10〜12月)決算は、売上高は前年同期比5%減の843億ドル、純利益は0.5%減の199億7000万ドル(1株当たり4.18ドル)だった。2年ぶりの減収となった。同社は2日に売上高予想を下方修正している。売上高、1株当たり純利益ともにアナリスト予測(売上高は84億ドル、1株当たり純利益は4.17ドル)をわずかに上回った。グロスマージン((売上高−売り上げコスト)÷売上高×100)は38%だった。

 予告通り、iPhone、iPad、Macの販売台数を公表しなかった。

 売上高の内訳は製品(iPhoneやMacなどのハードウェア)とサービス(Apple Musicなどのデジタルコンテンツやサービス、AppleCare、Apple Pay、ライセンスビジネスなど)で、製品のグロスマージンは2ポイント減の34%、サービスのグロスマージンは5ポイント増の63%だった。

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 iPhoneの新モデルの出荷が伸びず、製品の売上高は7%減だったが、サービスは19%と大きく伸びた。サービスが売上高全体に占める割合はまだ13%だが、Appleは数四半期前から「サービスが好調」としている。

 業績発表後の電話会見でティム・クックCEOは、「Apple News」のアクティブユーザー数が8500万人になり、「Apple Pay」での決済が2018年に前年の2倍の18億件になり、「Apple Music」の加入者数が5000万人を超えたと数字を挙げてサービスの好調ぶりをアピールした。

 Appleは動画コンテンツに注力しており、また、ゲームのサブスクリプションサービスを準備中とうわさされている。

 クックCEOは発表文で「売上高が予測を下回ったことは残念だが、われわれは長期的な視点に立っている。この四半期の結果は、Appleの根底にある強みが広範囲に及んでいることを示すものだ」と語った。

 具体的な台数内訳は不明だが、Appleは同社製ハードウェアの“アクティブインストールベース”の台数が14億台を超えたとしている。

 第2四半期の予測は、売上高は550億〜590億ドルで、下限はアナリスト予測の588億ドルを下回った。グロスマージンの予測は37〜38%。

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