Appleは2019年度第1四半期の決算報告を発表。当四半期の売上高は843億ドル、純利益は199億ドル、売上総利益率は37.9%、希薄化後の1株当り利益は4.18ドル。前年同期の業績は、売上高が883億ドル、純利益は200億ドル、売上総利益率は38.4%、希薄化後の1株当り利益は3.89ドルでした。当四半期の米国市場以外の売上比率は62%だったと報告している。
Appleは、2018年度第4四半期決算報告の中で、2019年度第1四半期の業績について、売上高として890億ドルから930億ドル、売上総利益率として38%から38.5%と予測していた。
しかし、2019年1月2日にティム・クックからAppleの投資家への手紙を発表し、売上高として約840億ドル、売上総利益率として38%と予測を下方修正していた。
各地区の売上高は、前年同期と比較して、アメリカは5%増、アジアは1%増だが、ヨーロパは4%減、中国は27%減となり、PayPay効果が期待された日本は5%減となっている。
PayPayの20%還元キャンペーンが適用される高額商品ということでMacBookなどの売れ行きが目立ったが、その多くが1月引き渡しとなったため、12月分の売り上げ急増とはならなかったとも考えられる。
過去の同四半期と比較すると、Macの場合、売上高は昨年同期と比べて8%増となる。
iPhoneの売上高は昨年同期と比べて15%減となり、iPadの売上高は昨年同期よりも13%増加している。
サービスは昨年同期と比べて13%増。
Accessoriesカテゴリーは、新しく「Wearables, Home & Accessories」という名称に変わり、昨年同期よりも13%増。
Appleは、2019年度第1四半期決算報告から、iPhone、iPad、Macの出荷数を報告しない方針に変わったため、製品別出荷台数はなくなった。
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