さらばグラードン、「湖の街」の死闘(2/2 ページ)
ポケモンGOで、1つの戦いが終わりました。伝説のポケモン「グラードン」「カイオーガ」のレイドバトル終了。不本意な結果を報告します。
……おや?
カイオーガばかりでグラードンの姿が見えません。
そう、私たちが行った日はカイオーガ祭りの状態で、グラードンは8ジムのうち2つにしか出ませんでした。カイオーガの影に隠れ、存在感を示せないグラードン。「大地を盛り上げて大陸を広げた」といわれるポケモンが、「大雨と大波で大地を覆い海を広げた」ポケモンに圧倒されています。
目論見は完全に外れましたが、せっかくのイベントなので片っ端からレイドに参加していきます。ちなみにグラードンの対策ポケモンはカイオーガです。大地と海のライバルとして語られる両者ではありますが、タイプ相性的には完全にグラードン不利。カイオーガは天敵ですから、「死闘の末に長い眠りについた」のも仕方ないですね。
周囲にはたくさんのトレーナーがいて、広い通路を埋め尽くす勢いでした。1つのレイドが終わるとぞろぞろと移動しますので、一般のお客さんにはさぞ奇異な光景に見えたことでしょう。後日、聞いた話では、私達が行った日の翌日(日曜日)はさらに人が多かったそうです。
結局、この日はイベント後に出現したタマゴも合わせてカイオーガ6回、グラードン2回にこなしましたが、色違いは……ゼロ。成果がでない徒労感、お祭りの後の心地良い疲労感を同時に味わいつつ、買い物と食事をして帰宅しました。
ラストバトル
先週末、平日は仕事のビジネスパーソンにとって、実質的なラストチャンスでした。朝から近所のジムを監視し、黒タマゴが出ると出動するスタイルでグラードンのみ挑戦していきますが、夕方までに6回やって色違いゼロ、高個体値もゼロ。コツコツ貯めてきたプレミアムレイドパスは底を尽き、ポケコインも枯渇しました。
気力は残っています。課金もできます(家族に黙っていれば)。でも時間がありません。最後のチャンスと気合いを入れ、午後8時台のグラードンレイドに臨みましたが……かっこいい赤のグラードン、ゲットだぜ。
期間中にこなしたグラードンレイドは約30戦。自分で思っていたより少なかったのは、越谷レイクタウンでカイオーガの群れに遭遇したためでしょう(カイオーガも同じくらいやってました)。次の機会がいつになるのかは分かりませんが、グラードンはきっと帰ってきてくれると信じています。きっと、専用技「だんがいのつるぎ」を携えて。
それにしても、レイドがたくさん行われる場所に行くのは楽しくてクセになりそうです。数枚のレイドパスがあれば半日遊べて、知らない街を歩いてみたい欲求も満たせます。ポケモンGOはもう、スマホゲームの枠を超え、コストパフォーマンスに優れたレジャーになったといえるのではないでしょうか。
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