Appleはモデムチップ開発組織をサプライチェーン部門から自社のハードウェア技術グループに移動させたとロイターが伝えている。Appleの開発に詳しい2人からの情報だという。
Appleのハードウェアテクノロジー担当上級副社長のジョニー・スラウジ氏は、2019年1月に同社のモデム設計の取り組みを引き継ぎ、自社開発を加速する狙いがあると考えられる。
モデム開発組織は、これまで、Appleのハードウェアエンジニアリング担当上級副社長のダン・リッチオ氏の下で、ワイヤレスシステムデザインエンジニアリング担当バイスプレジデントのリューベン・カバレッロ氏が主導していた。
おそらく、Appleのワイヤレスソフトウェアテクノロジー&エコシステム担当上級副社長アルン・マシアス氏のチームにも、なんからの組織変更があったと考えられる。
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