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駅の鏡でスタイリストがファッションチェック スマートミラー活用で
鏡の前に立つと、離れた場所にいるスタイリストが自分に合った服をおすすめしてくれるサービスの実証実験をエアークローゼットとJR東日本スタートアップが始める。
鏡の前に立つと、離れた場所にいるスタイリストが映し出され、会話をしながらおすすめの服や着こなしを提案してもらえる。そんなサービスの実証実験をファッションレンタルサービス「airCloset」を運営するエアークローゼット(東京都港区)とJR東日本スタートアップが長野駅(長野市)と品川駅で始める。
ミラーロイド(東京都港区)の「Mirror Roid」をベースに開発した縦180×横160センチのスマートミラーを駅内の特設ブースに設置。鏡の前に立った利用者と遠隔地にいるスタイリストの姿や声をカメラ、スピーカー、マイクで共有し、ミラーに両者を同時に映し出すことで、対面で会話しているようにやりとりが行えるという。
会場にはスタイリストの手元にある衣料一式と、スマートミラー2台、試着室2つを用意。スマートミラーを利用する前に、服の好みをタブレット端末によるアンケートで事前に把握しておくことで、好みにあった服や着こなしをスタイリストがスムーズに提案できるようにする。利用者は提案された服を実際に手に取り、試着することも可能だ。
実証実験は3月9日と10日に長野駅、3月18日から21日まで品川駅で行う。遠隔スタイリングサービスのニーズを確認する他、駅という場所やIoTを活用した新しいサービスの設計を検討する狙い。
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