速報
Microsoft、直近アップデートを自動アンインストールする機能をテスト中
Microsoftが、Windows 10の直近のアップデートでPCが起動できなくなった場合に、自動的にアンインストールする機能をWindows Insider向けに追加した。
米Microsoftが、「Windows 10」のアップデートによりエラーが発生した端末で、アップデートを自動的にアンインストールして端末を動作可能な状態に戻す機能をテスト中だ。この機能に関するサポートページについて米ZDNetが3月12日(現地時間)に報じた。
記事公開後、Microsoftはサポートページを更新し、この機能がWindows Insiderのみの機能だという告知を追加した。また、適用対象をビルド1903、つまり“春の大幅アップデート”バージョンとした。
WindowsがPCが正常に起動できないことを検出してその原因の診断と解決を試み、直近の更新プログラムが原因の可能性があると判断した場合、最終手段として更新プログラムをアンインストールするという。その際、以下のようなメッセージが表示される。
更新プログラムのアンインストールでPCが起動した場合、そのPCでは30日間は自動更新しないようにする。その間に原因を解析・解消するという。
前回のWindows 10の大幅アップデート、「October 2018 Update」では、提供後にユーザーからの複数の報告を受けて一時的に提供を停止し、約1カ月後にようやく再開した。
関連記事
- 8億台稼働を達成したWindows 10の“次”は何が変わる?
2019年3月、世界で稼働するWindows 10が8億台を突破した。同時にWindows 10の“次々期”開発者ビルドが、Windows Insider Program参加者に提供された。これの意味することを考えてみた。 - Windows 10の次期大型アップデート「19H1」でさらなるセキュリティ強化を目指す
2018年に行われたWindows 10の大型アップデートでは、さまざまな課題が噴出した。2019年初となる次期アップデート「19H1」(開発コード名)では、どのような強化が行われるのだろうか。 - Microsoft、3月の月例セキュリティ更新プログラム公開 攻撃に利用の脆弱性を修正
WindowsのWin32kに存在する2件の特権昇格の脆弱性は、事前に攻撃の発生が報告されていた。 - 「Windows 10 October 2018 Update」一般提供再開
Microsoftが10月2日に公開し、データ消失問題で6日に停止していた「Windows 10 October 2018 Update」の提供を約1カ月ぶりに再開した。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.