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「宅ふぁいる便」当面休止 顧客情報漏えいで「システム再構築が必要」
大規模なユーザー情報漏えいが発覚した、大容量ファイル送信サービス「宅ふぁいる便」について、運営元のオージス総研は3月14日、「サービスを当面休止する」と発表した。
大規模なユーザー情報漏えいが発覚した、大容量ファイル送信サービス「宅ふぁいる便」について、運営元のオージス総研は3月14日、「サービスを当面休止する」と発表した。問題が発覚した1月23日から休止しているが、「最新技術の採用や利便性向上などのためのシステム再構築が必要」として引き続き休止する。
宅ふぁいる便の情報漏えいでは、退会済みの顧客を含む481万5399件の氏名やメールアドレス、ログインパスワード、生年月日、性別などが漏えい。パスワードは暗号化されていなかった。
顧客から預かったファイルの漏えいはなかったことを確認したという。
同社は今後、「セキュリティ強化対策部」を設置し、第三者によるセキュリティ監査結果を踏まえた再発防止策に取り組むとしている。
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