「宅ふぁいる便」不正アクセスで480万件のユーザー情報流出 メアド・パスワードも
「宅ふぁいる便」のサーバが不正アクセスを受け、約480万件の顧客情報が流出したことを確認。流出した情報には、メールアドレスやログインパスワードなどが含まれているという。23日からサービスを一時停止しており、再開のめどは立っていない。
大容量ファイル送信サービス「宅ふぁいる便」を運営するオージス総研は1月26日、同サービスの一部サーバが不正アクセスを受け、約480万件の顧客情報が流出したことを確認したと発表した。流出した情報には、メールアドレスやログインパスワードなどが含まれているという。23日からサービスを一時停止しており、再開のめどは立っていない。
流出したのは、ユーザーのメールアドレス、ログインパスワード、氏名、生年月日、性別、業種・職種、居住地(都道府県のみ)。対象者には個別にメールで連絡する。
22日午前11時、同社が認識していないファイルがサーバ内に作成されていることが分かり、午後1時、第三者機関を含めて調査を始めたところ、午後7時にサーバ内に不審なアクセスログを発見。23日午前10時50分にサービスを停止した。25日午後3時半、顧客情報の漏えいを確認したという。
ユーザーに対しては、宅ふぁいる便と同じメールアドレス・ログインパスワードを利用しているサービスがあれば、パスワードを変更するよう呼び掛けている。また、1月13日〜23日にサービスを利用した場合、ファイルを届けられていない可能性があるとして確認を求めている。
法人向けの「オフィス宅ふぁいる便」に影響はなく、同サービスは継続している。
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