熊本地震による通信障害、携帯4社全てで復旧
NTTドコモ、KDDI、ソフトバンク、楽天モバイルの携帯4社は7月30日夜までに、令和8年熊本地震の影響で発生していた通信障害が全て復旧したとそれぞれ発表した。復旧はソフトバンクが同日午後0時47分、ドコモが午後5時ごろ、KDDIが午後7時24分、楽天モバイルが午後7時30分ごろ。
障害は、ドコモとKDDIが地震直後から、ソフトバンクと楽天モバイルの自社回線も29日未明から発生。影響エリアでは、MNO回線を借りるMVNOも含めて、音声通話やデータ通信、緊急通報が利用できないか、利用しづらい状態になった。原因として各社は、基地局の停電や基地局までの伝送路の故障などを挙げた。
障害中は、他社の回線につながる「JAPANローミング」のフルローミング方式が提供されていた。熊本県内での提供は、復旧に伴って順次終了する。ネットワークの選択方法を「手動選択」に変えたユーザーは「自動選択」に戻す必要がある。
被災者向けの支援も続いている。データ通信では、ドコモが8月31日まで、データ量の上限に達しても速度制限をかけない「災害時データ無制限モード」を適用。KDDIも同じく8月31日まで、au、UQ mobile、povoで支援を実施し、ソフトバンクは災害救助法が適用された地域でデータ追加購入料金を無償にしている。
また、熊本県内では、災害時に無料で開放される公衆Wi-Fi「00000JAPAN」が開設されており、Wi-Fi対応の端末があればIDやパスワードなしでつながる。避難所での無料Wi-Fiや充電スポットの提供も各社が進めており、KDDIは熊本県と災害医療派遣チーム「DMAT」に衛星通信の「Starlink」を30台無償提供した。
なお、復旧後も一部エリアでは通信速度が遅くなるなど利用しづらいことがあるという。各社は被災地域で応急復旧によるサービスを提供しており、停電が続く地域などでは発電機を使っている箇所もある。そのため、給油などの作業で一時的に利用しづらくなる可能性があると説明している。
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