「悪用されそう」─―メルカリ「限定公開」機能、SNSで物議 同社に対策を聞いた
フリマアプリ「メルカリ」で、商品ページのURLを知っている人だけが閲覧・購入できる出品方法「限定公開」のテスト運用が、一部のユーザーを対象に始まっている。この機能について、「検索画面を通じて第三者が出品を確認できず、マネーロンダリングや盗品売買など悪用を助長するのでは」などの懸念がSNSで上がっている。
メルカリはITmedia NEWSの取材に対し、「不適切な取引を助長するものではない」と懸念を否定。出品者の本人確認や、価格を9999円以下に限定するといったルールを設け、悪用対策を行っていると説明した。
同社によると限定公開は、「SNSやコミュニティを通じた個人間売買で、特定の相手と取引したいというニーズに対応するため」の機能だという。
同社は「外部SNSで直接取引するとトラブル時に十分なサポートを受けにくい課題がある」とみており、「メルカリ上で取引してもらうことで、メルカリのルールとサポートのもとで安心・安全に取引できる環境を提供する」目的だと説明する。
限定公開で出品された商品は、検索結果やおすすめ、出品者プロフィールには表示されず、URLからのみアクセス可能。URLを知った人が商品をシェアすることはできるため、特定の相手との取引が保証されるものではない。
悪用対策をメルカリに聞いた
Xでは、「限定公開で出品されると、第三者が何を販売しているかチェックできなくなる」「マネーロンダリングなどの悪用につながるのでは」といった懸念が広がったが、メルカリは「不適切な取引を助長するものではない」と説明している。
同機能は、「価格が9999円以下」「出品者レベル4以上」(=売却数10個以上)であること、アプリでの「かんたん本人確認」(マイナンバーカード、運転免許証、在留カードなどを使ったオンライン本人確認)が完了していることを利用条件として悪用を防ぐという。また条件を満たしていても、「個別の利用状況によっては使えない場合がある」と説明している。
限定公開機能は、一部の利用者を対象にした実証実験中で、正式提供は未定。同社は利用状況や利用者の反応、安全面での懸念などを確認したうえで判断するとしている。
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