熊本で非常時Wi-Fi「00000JAPAN」発動中 KDDIが無料開放、他社ユーザーも利用可
熊本県で7月28日午後4時27分ごろ、最大震度7の地震が発生した。これを受け、KDDIと傘下で公衆無線LANを手掛けるワイヤ・アンド・ワイヤレス(Wi2)は同日夜、災害用の統一SSID「00000JAPAN」で自社Wi-Fiスポットの無料開放を始めた。無線LANビジネス推進連絡会の発動速報ページによると、発動時刻はKDDIが午後8時(対象は熊本県内)、Wi2が午後8時6分(同県全域)。
スマートフォンやPCなどで、ネットワーク一覧から00000JAPANを選ぶだけで接続できる。IDやパスワードの入力は不要。KDDIによると、au・UQ mobile・povoの契約者に限らず、他社の回線やMVNOのスマートフォンでも、Wi-Fi接続に対応した機種なら使えるとしている。
00000JAPANは緊急時の利便性を優先しており、通信は暗号化されていない。無線LANビジネス推進連絡会は「緊急時の安否確認や情報収集等の最小限の利用にとどめる」よう求め、KDDIもネットバンキングやネットショッピングでの重要な情報の入力は極力避けるよう案内している。総務省は過去の災害時に、通信内容の盗聴や偽のアクセスポイントを使った情報の窃取が起こり得るとして注意を呼び掛けた。KDDIは、利用後に接続設定を削除して自動接続をオフにする手順も示している。
00000JAPANは2014年4月にガイドラインが定められ、16年4月に発生した熊本地震で初めて商用環境で提供された。23年5月の改訂では、自然災害に加えて通信事業者の大規模な障害時にも発動できるようになった。
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