携帯各社、熊本の一部で通信障害 震度7の地震で 他社回線につながる「JAPANローミング」開始【追記】
NTTドコモやKDDIなどの携帯各社は7月28日、熊本県で最大震度7を観測した地震の影響で、一部地域の携帯電話サービスが利用できない、または利用しづらい状況が発生していると発表した。楽天モバイルでも、KDDIのパートナー回線などを利用する一部ユーザーに影響が出ている。
NTTドコモは、熊本県八代市の一部のユーザーにおいて、午後4時27分ごろから4G・5Gの音声通話とデータ通信が利用できない、または利用しづらい状況が続いているという。ドコモから回線を借り受けてサービスを提供するMVNOも対象となる。原因は「地震の影響による基地局までの伝送路の故障」で、復旧の見通しは確認中という。
KDDIでも熊本県八代市と人吉市の一部で障害が発生。au、UQ mobile、povo、au回線を利用するMVNOの通信サービスに影響が出ている。原因は「地震に伴う基地局の停電および基地局までの伝送路の故障等」で、同社も復旧時期は現地の状況を確認中という。
楽天モバイルは、「Rakuten最強プラン」「Rakuten最強U-NEXT」をパートナー回線エリアで利用するユーザーと、「組み合わせプラン」をau回線で利用するユーザーについて、一部のエリアで音声通話やデータ通信に支障が出ているとした。影響地域の詳細はKDDIの発表に準じる。
総務省が午後5時40分時点でまとめた携帯電話各社の被害状況によると、KDDIでは熊本県内の基地局28局が停波し、八代市と人吉市の一部エリアで通信に支障が発生。ソフトバンクでも4局が停波したものの、それによる支障は確認されていないという。
ドコモ、KDDI、ソフトバンクは同日、障害が発生している地域で他社回線を利用できる「JAPANローミング」の提供を順次開始している。
JAPANローミングは原則として設定不要。今回提供されるフルローミング方式では、端末が自動的に他社回線へ接続し、音声通話やSMS、データ通信を利用できる。ただし、データ通信の速度は送受信時最大300kbpsに制限される。
同ローミングは対応端末で利用可能。また、OSやソフトウェアが最新版でないと利用できない場合があるとしている。Android端末の一部では、設定から「データローミング」をオンにする必要がある。
なお、同ローミングは、接続先となる他社の回線設備を利用する仕組みのため、他社の基地局なども被災している場合や、ネットワークが混雑している場合は利用できないことがあるという。
追記:2026年7月28日午後11時29分 JAPANローミングについて追記しました。
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