タムロン、ソニーからの買収提案認める 特別委員会を設置して検討

 レンズメーカーのタムロン(さいたま市)は7月30日、ソニーから買収提案を受けていると認めた。ソニーグループの完全子会社となる提案があり、法的拘束力はないものの、タムロンは特別委員会を設置の上検討しているという。ただし現時点で公表すべき事項はないとしている。

 今回の開示は、ダイヤモンド・オンラインが7月29日、ソニーがタムロンに買収を提案したと報じたことによるもの。タムロンは同報道について「当社が発表したものではございません」と説明した上で、提案の受領と特別委員会の設置は事実だと認めた。加えて、開示すべき事項が発生した場合は速やかに公表する方針を示した。

 東京証券取引所は30日、公開買い付けに関する報道の真偽などに関する発表が行われたとして、午前8時20分からタムロン株の売買を停止した。売買は同8時46分に再開している。

 提案元のソニーの親会社であるソニーグループは、タムロンの大株主でもある。タムロンの開示によれば、2025年12月31日時点の保有株式数は2503万8000株。自己株式を除いた発行済株式に対する比率は15.35%になる。

2025年12月末時点の大株主の状況。ソニーグループが15.35%で筆頭に立つ

 ただ、シンガポールに拠点を置くエフィッシモ・キャピタル・マネージメントもタムロン株を買い増している。26年4月7日提出の変更報告書によれば保有比率は17.38%で、ソニーグループの持ち分(発行済株式総数ベースで14.66%)を上回る。保有目的は純投資としている。

エフィッシモの株券等保有割合は17.38%(出典:EDINETの変更報告書より)

 タムロンは1950年創業のレンズメーカー。ソニーEマウントやニコンZマウントに対応する交換レンズのほか、監視カメラや工場設備向けのレンズ、カメラモジュールも展開する。

タムロンが公開した「当社に関する一部報道について」(出典:タムロンの開示資料より、以下同)

ITmedia NEWS読者調査

当社では企業のビジネストレンドを明らかにするために読者調査を行っております。ご回答いただきました方の中から抽選で5名の方にAmazonギフトカード(3000円分)をプレゼント。何卒ご協力お願い致します。回答はこちらから!

印刷する
SNSでシェア
SpecialPR

この記事の著者

関連記事

こんなメディアも見られています

ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。

メールマガジンを配信中
メールマガジンを配信中

国内外の業界動向、AIやクラウドなどの最新技術、キャリア情報など今知りたい情報をまとめてお届けします。

いますぐご登録

本日の新着記事

アクセスランキング

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5
  6. 6
  7. 7
  8. 8
  9. 9
  10. 10

ITmedia NEWS SNS

X @itmedia_newsをフォロー

インフォメーション

ITmediaNEWSをフォロー

あなたにおすすめの記事PR