Amazon決算、AWS成長率36.7%で過去18四半期最速に 純利益はAnthropic投資益で大幅増

 米Amazonは7月30日(現地時間)、2026年第2四半期(4月~6月期)の決算を発表した。売上高は前年同期比20%増の2006億600万ドル、純利益は約3.4倍の626億4700万ドル(1株当たり5.75ドル)と大幅に増加した。この純利益には、米Anthropicへの投資に関連する534億ドルの税引前利益が含まれている。四半期売上高が2000億ドルを超えたのは初めてだ。

純利益推移(画像:Amazon)

 クラウド部門のAWS(Amazon Web Services)の売上高は前年同期比36.7%増の422億ドル、営業利益は166億ドルだった。アンディ・ジャシーCEOは業績発表後の電話会見で、AWSの成長率が過去18四半期で最速となり、年間収益ランレートが1690億ドルに達したことを強調した。また、チップ事業とAI事業の年間収益ランレートがそれぞれ250億ドルを突破し、どちらも前年比で3桁の成長を遂げていると語った。

AWSの売上高と営業利益推移(画像:Amazon)

 ジャシー氏は電話会見の質疑応答で、AWSのバックログが前年同期比で3桁成長となる4960億ドルに達したことを明かした。さらに、39%という高いAWSの営業利益率について問われたブライアン・オルサフスキーCFOは、規律ある効率化やキャパシティの最適化によるものだと説明し、短期的には変動する可能性があるものの、引き続き強力なパフォーマンスを維持していると述べた。ジャシー氏もこれに加え、AIビジネスがかつてのAWSコア事業と同じような利益率の軌道をたどっており、それを少し上回るペースで進んでいると楽観的な見方を示した。

 2026年第3四半期(7月~9月期)の見通しについては、売上高を1970億~2020億ドル、営業利益を225億~265億ドルと予測している。特筆すべきはAI関連の設備投資で、ジャシー氏は2026年通期の現金ベースの設備投資を約2200億ドルと見込んでいることを発表した。これは事前の約2000億ドルという予測から上方修正されたもので、メモリのコスト上昇などが影響している。同氏は、AI需要を満たすための巨額投資が短期的にはフリーキャッシュフローに逆風となるものの、データセンターやサーバーが長期的かつ強力な投資利益率(ROIC)とフリーキャッシュフローをもたらすと強い自信を示した。

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