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Microsoft、「エイプリルフール禁止」のお達し 「得るものより失うものが大きい」

米Microsoftは今年、エイプリルフールのいたずらネタには参加しないようだ。クリス・カポセラCMOが従業員宛にエイプリルフール禁止のお達しメモを送ったとThe Vergeが報じた。フェイクニュースが問題になっている現在、順当な判断だろう。

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 米Microsoftは今年、エイプリルフールのいたずらネタには参加しないようだ。同社のクリス・カポセラCMO(最高マーケティング責任者)が従業員宛に送ったエイプリルフール禁止のお達しメモを米The Vergeが入手したとして、3月27日(現地時間)にそう報じた。

 エイプリルフールである4月1日には例年、IT系各社が力の入ったいたずらネタを公開している。Microsoftもモバイル版MS-DOSなど、毎年ネタを公開してきた。だが、2016年にはGoogleがGmailのネタで批判されて謝罪するなど、行き過ぎもあった。

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Microsoftの「モバイル版MS-DOS」は比較的好評だった
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クリス・カポセラCMO

 カポセラ氏はメモで「今年もIT企業がいたずらでクリエイティビティを顕示しようとするエイプリルフールがやってくる。成果は面白いものもあるが、そうでないものもある。いずれにせよ、データはこれらのいたずらは、得るものより失うものの方が多いことを示している。IT業界が現在直面している逆風を考慮して、公の場でのエイプリルフールのいたずらをひかえるよう、全社にお願いする」としている。

 逆風というのは、米FacebookやGoogleが責任を問われているフェイクニュース問題を指すとみられる。

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