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桜の写真をぐっと“華やか”にする一工夫:荻窪圭のデジカメレビュープラス(3/3 ページ)
今回は超初心者向きの話。桜を撮ると……なんか思ったように華やかに写らないよねえ、というような人に読んでほしいポイントを解説していきましょう。
桜の場合、風で動いてフォーカスがずれたりするので何枚か撮って、拡大再生してピントをチェックするのがいい。特に望遠で撮るときはピントが浅くなる(ピントが合う範囲が狭くなる)ので注意だ。
ちなみに、絞り優先モードにし、絞り値をいじるとピントの合う範囲をある程度コントロールできる。
絞りをF4とF16で撮り比べるとこんな感じ。
絞り値を小さくするとピントの合う範囲が狭くなるので背景は大きくぼけるけど、ピントの山のコントロールがシビアになるし、絞り値を大きくすると広い範囲にピントが合うけど背景のボケは小さくなる。
背景をぼかしたいか、全体にキリッとさせたいかで変えてみるといい。まあデジタル一眼っぽい背景がほわっとぼけて柔らかくて華やかな感じにしたいときは、絞りは開放にしちゃえ。
逆に少し離れた場所から桜のある風景全体をピシッと撮りたいときは絞り値を大きくする(絞り込む、という)のがよし。
まあそんな感じで、桜をネタに、明るさ(露出)、フォーカス(ピント)、絞り値というカメラの基本項目の話をしてみた。
カメラを持って桜を楽しむときは、さらに撮りたい花に狙いを絞ってぐぐっと寄るか、逆に引いて桜のある風景全体を撮るか。
日差しがどっちから当たっていてどの光の当たり方が好みか、背景はどんな色が似合うか、なんかを考えはじめると、撮影がより楽しくなります。
気が向いたら、わざと逆光でマイナスの補正をして夕暮れ感を出すってのもオツかも。
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