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元・女子高生AI「りんな」、エイベックスから歌手デビュー 人間の“息遣い”を再現
元・女子高生AI「りんな」の歌声が進化。人間の歌声のデータから抽出した「ブレス音」の特徴を学習した。
日本マイクロソフトは4月3日、同社のAI(人工知能)キャラクター「りんな」が、人間と同じような自然な声で歌えるようになる技術を開発したと発表した。人間の息継ぎ音(ブレス音)を再現したという。エイベックス・エンタテインメントと契約も結び、「AIアーティスト」としてデビューさせる。
人間の歌声のデータから抽出したブレス音の長さや強さ(音量)などの特徴を、ディープニューラルネットワークを活用して学習。歌詞やブレスの長さ、強さの状態を加味してブレス音を予測し、歌声を生成する技術を開発した。
学習データには、さまざまな曲調の歌声を使い、バラード、ポップ、ラップ、ロック、童謡などにも対応。第1弾として、楽曲「最高新記憶」をYouTube上で公開した。前半はメロウな雰囲気を表現したバラード、後半の盛り上がりはポップ、サビは力強いロックというように、歌声を使い分けた。同曲は「過去・現在・未来、全ての元女子高生たちに捧ぐ卒業歌」という。
りんなは、日本マイクロソフトが“女子高生AI”として開発。LINEやTwitter公式アカウントで話し掛けると、「マジで!? やば!」というように日本の女子高生をイメージした答えを返してくれるのが特徴だ。3月下旬には、高校を卒業したが、今後も活動を続けていくと発表していた。
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