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ZOZO通期、特損21億円 海外PB撤退費用、旧「ZOZOSUIT」製造装置の減損などで
ZOZOの通期決算(連結)は、最終益が前期比20.7%減の159億円にとどまった。プライベートブランドの海外展開からの撤退費用や、旧ZOZOSUIT製造のために購入した機材の減損などで21億円の特別損失を計上した。
ファッション通販サイト「ZOZOTOWN」を運営するZOZOが4月25日に発表した、2019年3月期(18年4月〜19年3月)の連結決算は、最終益が前期比20.7%減の159億円にとどまった。同日、プライベートブランドの海外展開からの撤退も発表しており、撤退費用などを特別損失として新たに計上したことで、最終益は1月に下方修正した予想をさらに下回った。
同期の売上高は前期比20.3%増の1184億円と伸びたが、ZOZOSUITの無料配布に伴う広告宣伝費の増加や、運賃改定による配送費の増加、プライベートブランド事業のスタッフ・エンジニアの採用に伴う人件費、新型ZOZOSUITの開発コストなどがかさんで利益を圧迫。営業利益は21.5%減の256億円、経常利益は21.4%減の257億円にとどまった。
また、ドイツ・米国に置いたプライベートブランド海外展開拠点からの撤退費用や、旧ZOZOSUIT製造のために購入した機材の減損、旧ZOZOSUITを共同開発したニュージーランドのベンチャー・StretchSenseのの経営悪化よる株式の評価損などで特別損失として総額21億円を計上。最終益を押し下げた。
今期の業績予想は、売上高が前期比14.9%増の1360億円、営業利益が24.7%増の320億円、純利益が40.8%増の225億円を見込む。
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