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かわいい本格派、富士フイルム「X-T30」荻窪圭のデジカメレビュープラス(2/5 ページ)

ソニーの「α6400」に続き、富士フイルムから「X-T30」とミドルクラスのいい感じのAPS-Cミラーレス一眼が登場したのである。小さくてコンパクトでかわいい。

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 撮影モードダイヤルがないためにはみだした「アドバンストフォト」や「動画」や「パノラマ」といった機能は一緒になっていて、実はなかなか理に叶ってるんじゃないかという気はする。


よりコンパクトな16mm F2.8を付けたX-T30を上から。絞りはレンズ、シャッタースピードと露出補正は専用ダイヤル、ってところが良い。Aに合わせるとオートになるので分かりやすい

 シャッタースピードダイヤルの下に「AUTO」レバーがあるのもいい。これをオートにするとセットした絞りやシャッタースピードは無視して「アドバンストSRオート」になるのだ。

 困ったらこのレバーである。


レバーをAUTOにすると「アドバンストSRオート」モードになる(でも露出補正は使える)

 オート時はシーン自動認識が働くのでこんな表示になる。


人物+風景で、手が動いたので「人物&動き」と認識された。

 ちなみにオート時でも露出補正が使えるのは地味にうれしいが、オート時はAF枠が完全にカメラ任せになる(自分で細かく指定できない)のは地味に残念。

 アドバンストSRオートで撮影したポートレートはこんな感じ。

 肌の発色が実に富士フイルムである。やや赤みが差した健康的な肌といっていい。これが好きな人は富士フイルム。


背景の芝生の緑と肌の色が富士フイルムっぽい。シャドウ部が浮かないのもいい(18-55mm 26.5mm F5.6 +0.3 ISO320)

 ちなみに、絞り優先AEで50mmF2のポートレート向きレンズで撮ったのがこちら。

 このF2シリーズと呼ばれているコンパクトな単焦点レンズは絞り開放からシャープで背景のボケ方も滑らかなのでX-T30に似合うと思う。


ボケも柔らかいし、絞り開放なのにディテールはシャキッとしてる(50mm 1/1400秒 F2 +0.3 ISO320)

 さて操作系の話に戻る。

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