レビュー
かわいい本格派、富士フイルム「X-T30」:荻窪圭のデジカメレビュープラス(2/5 ページ)
ソニーの「α6400」に続き、富士フイルムから「X-T30」とミドルクラスのいい感じのAPS-Cミラーレス一眼が登場したのである。小さくてコンパクトでかわいい。
撮影モードダイヤルがないためにはみだした「アドバンストフォト」や「動画」や「パノラマ」といった機能は一緒になっていて、実はなかなか理に叶ってるんじゃないかという気はする。
シャッタースピードダイヤルの下に「AUTO」レバーがあるのもいい。これをオートにするとセットした絞りやシャッタースピードは無視して「アドバンストSRオート」になるのだ。
困ったらこのレバーである。
オート時はシーン自動認識が働くのでこんな表示になる。
ちなみにオート時でも露出補正が使えるのは地味にうれしいが、オート時はAF枠が完全にカメラ任せになる(自分で細かく指定できない)のは地味に残念。
アドバンストSRオートで撮影したポートレートはこんな感じ。
肌の発色が実に富士フイルムである。やや赤みが差した健康的な肌といっていい。これが好きな人は富士フイルム。
ちなみに、絞り優先AEで50mmF2のポートレート向きレンズで撮ったのがこちら。
このF2シリーズと呼ばれているコンパクトな単焦点レンズは絞り開放からシャープで背景のボケ方も滑らかなのでX-T30に似合うと思う。
さて操作系の話に戻る。
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