かわいい本格派、富士フイルム「X-T30」:荻窪圭のデジカメレビュープラス(4/5 ページ)
ソニーの「α6400」に続き、富士フイルムから「X-T30」とミドルクラスのいい感じのAPS-Cミラーレス一眼が登場したのである。小さくてコンパクトでかわいい。
ミラーレスならではの高速シャッターと高速連写!
では画質や撮影性能の話。
いつものガスタンクを、絞り優先で。
富士フイルムらしくシャドウ部は締まり、青空もくっきりときれい。
続いて料理ものってことで、ハンバーグ。
+2/3段の補正をかけてある。もうちょっと露出を上げないなと思うケースがけっこう多かった。
ISO感度は160から51200。基本感度はちょっと高め。
さすがにISO12800以上は荒れてくるけどISO51200まで上げても色はしっかり出ているのはさすがだ。
ISO12800で街の夜桜。
ISOオートは3種類セットできるので使い分けるといい。
それぞれ、最低感度最高感度、感度を上げるときのシャッタースピードの基準をセットできる。
シャッタースピードは1/4000秒まで(シャッタースピードダイヤルもそこまでしか刻まれてない)だが、実は電子シャッターに切り替えると1/32000秒まで上げられる。
このクラスで電子シャッターを使いまくれるのは良し。
手ブレ補正を持たないレンズでスローシャッターで撮るときは電子シャッターに切り替えるという技も使えるし(その方が手ブレしづらい)。
メカニカルと電子シャッターを自動的に切り替えてくれるモードもあるのでそれにしておくと、めちゃ明るいとこで絞り開放で撮りたいときも自動的に切り替わるので楽。基本ISO感度が160な上に、ダイナミックレンジ拡張でハイライト部を拡張すると感度がその分上がるので、ちょっとしたことで1/4000秒は超えちゃうのだ。
ベタで申し訳ないけど、1/32000秒が分かりやすい被写体というと水なので、水飲み場に登場願った
シャッタースピードを1/32000秒、絞りはF2、ISO感度はオートで水飲み場の水を連写。フォーカスはAF-C。超高速シャッターならではの水の描写だ(50mm 1/32000秒 F2.0 +0.3 ISO2500)
さらに連写性能の話。
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