ラズパイで音楽・動画のメディアサーバを構築 音楽ファイルの読み込み、スマホからリモートコントロールまで：名刺サイズの超小型PC「ラズパイ」で遊ぶ（第5回）（2/2 ページ）

小さなマイクロコンピュータ「Raspberry Pi」（通称ラズパイ）で作る、自分だけのガジェット。今回からはラズパイを音楽や動画のメディアサーバとして活用する方法を解説します。

[岩泉茂，ITmedia]

スマホからリモートコントロールする

　では、OSMCに認識させた音楽ファイルをスマートフォンからコントロールして再生できるようにしましょう。利用するのは「Official Kodi Remote」（iOS／Android）というアプリです。以降はiOS版を例に説明を進めます。

　まずはアプリを起動します。ここでは何も表示されませんので、下の左カラムにある「Add Host」を選びます。ホスト名を入れる項目が表示されますので、そこにラズパイのIPアドレスと、ログインユーザー名「osmc」、パスワード「osmc」（デフォルトの場合）を入力しましょう。そして「Find Kodi」をタップすると、OSMCが見つかるはずです。

　なおラズパイのIPアドレス分からない場合は、OSMCのメニューにある「My OSMC」からネットワークのアイコンを選び、「Wired」か「Wireless」かを選ぶと表示されます。

Official Kodi Remoteを起動する。「Add Host」を選択

「Host:port / TCP port」にラズパイのIPアドレスとユーザー名、パスワードを入力して「Find Kodi」をタップする

「osmc」と表示されて認識された

　次に表示された「osmc」をタップします。すると接続してよいかどうかを尋ねる画面が表示されるので、「Enable TCP connection on Kodi」を選びます。「MUSIC」「MOVIES」などの項目が表示されて、リモートコントロールができるようになりました。ここからは「MUSIC」をタップして好きなが音楽を再生しましょう。

接続してよいかどうかを尋ねられるので、「Enable TCP connection on Kodi」を選ぶ

「MUSIC」などの項目が表示されて選べるようになる

「Play」を選ぶと再生が始まる

　次回はYouTubeなどを再生する、動画関係の項目について解説していきたいと思います。