「ウマ娘」石原プロデューサー、Cygames退職 ゲームアプリの今後に担当者は“ノーコメント”
「ウマ娘 プリティーダービー」のコンテンツプロデューサーを務めていた石原章弘氏が4月をもってCygamesを退職。同社の担当者は「退職の経緯は答えられず、後任についてもコメントできない」とした。リリースが延期中のゲームアプリの今後についても「答えられない」という。
Cygamesは5月8日、同社が開発中のゲームアプリ「ウマ娘 プリティーダービー」のコンテンツプロデューサーを務めていた石原章弘氏が4月に退職したと明らかにした。取材に対し、同社の担当者は「退職の経緯は答えられず、後任についてもコメントできない」(広報チーム)と話すにとどまった。
石原氏は、旧ナムコでアーケードゲーム「アイドルマスター」のディレクターを務め、人気作品に育てた実績を持つ。Cygamesには2016年に加わり、ウマ娘のアニメ版やサウンドトラック、コミックを含むコンテンツ全体を統括してきたが、ゲーム版は「さらなるクオリティー向上を目指す」としてリリースを延期していた。
開発途中で責任者が去ることとなり、Twitter上では「ゲームアプリはどうなるのか」などと疑問の声が上がっている。だが、ゲーム版の今後について担当者は「ウマ娘というコンテンツは継続するとしか言えず、ゲームの開発方針については答えられない」と回答。開発を続けるか否かについて明言を避けた。
「今後はファンとして応援する」と石原氏
石原氏は8日付で、ウマ娘の公式Webサイトに「たくさんの声援、ありがとうございました! もちろん、ウマ娘というコンテンツはまだまだ続きます」とのコメントを掲載。
18年に放映したアニメが一定の人気を得たことにも触れ、「ウマ娘はもう立ち止まることなく、走り続けることができます。ウマ娘の良い未来が見えたからこそ、このタイミングでコンテンツプロデューサーを退かせていただくことにいたしました」と心境を明かした。
今後は「僕(石原氏)自身がファンの1人として、スタンド席よりどんな走りをするのかワクワクしながら応援したいと思います」としている。
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