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PCで受験する英検CBT、試験会場を全国47都道府県に拡大
日本英語検定協会はPCで受験する「英検CBT」「英検2020 1 day S-CBT」の2020年度実施会場として「テストセンター」を47都道府県に設置すると発表した。
日本英語検定協会はこのほど、試験会場に設置されたPCで受験する「英検CBT」「英検2020 1 day S-CBT」の実施会場を全国47都道府県に広げると発表した。既存の学校施設は借りず、全て専用のテストセンターを設置することで、公平で厳正な試験を全国で目指すという。
英検CBTは、PCで受験する実用英語技能検定(英検)。出題される問題は紙で行う通常の試験と同じで、同様の資格が得られる。受験できるのは2級・準2級、3級のみ。
全国47都道府県のそれぞれに最低1カ所以上の会場を設置する。これまでは15都道府県に設置されたテストセンターでしか受験できず、試験会場が少ないといった課題があった。現時点で、利用できるのは2020年度に行われる試験のみとしているが、以降も常設できるように検討中だという。
大学入試センター試験に代わり、2021年1月から始まる「大学入学共通テスト」では、英語試験の効率化を目的として、民間の資格・検定試験を活用する「大学入試英語成績提供システム」が採用される。英検CBT、英検2020 1 day S-CBTも同システムに含まれており、全国に専用のテストセンターを設置することで、試験の信頼性と利便性を高める狙いもある。
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