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恋活アプリ「タップル誕生」、AIで「18歳未満」「なりすまし」を自動検知
恋活・婚活アプリ「タップル誕生」が、18歳未満の可能性があるユーザーや不適切なプロフィール画像を自動検知するシステムを導入。
サイバーエージェント子会社のマッチングエージェントは5月17日、恋活・婚活サービス「タップル誕生」で、18歳未満の可能性があるユーザーや不適切なプロフィール画像を自動検知するシステムを導入したと発表した。AI(人工知能)技術を活用し、これまで人間が目視でチェックしていた作業を効率化する狙いだ。
タップル誕生では、18歳未満の利用を禁止している他、なりすましや写真の悪用を防ぐためにプロフィール画像を審査している。今回導入した不正検知システムは、ユーザーの言葉遣いとプロフィール画像を判定し、不正が疑われる投稿があれば、人間の監視オペレーターに確認を促す。
若年層ユーザーの言葉遣いを機械学習させることで、「高校生」などのキーワードの有無で判定する場合と比べると、高い検出精度を実現しているという。
プロフィール画像は、ディープラーニングを活用した判別モデルを使い、基準を満たした画像は自動的に掲載する仕組みにした。人間のオペレーターが全て目視で行っていた承認作業を自動化し、基準に満たない場合のみ、人間がチェックする。
新システムは、サイバーエージェントが2011年に設立した研究組織「秋葉原ラボ」が開発した。同組織には、大規模なデータ処理や分析、機械学習などを専門とするエンジニア約40人が在籍している。
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